但馬(たじま)の魅力を伝えたいまる屋若旦那、藤原啓太のブログです!

6月30日に城崎温泉の伝統工芸品 麦わら細工がテレビで紹介されます

2022/03/26
 
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香美町の海側(香住)出身まる屋若旦那、藤原啓太です 10年間の大阪生活を終え、2016年6月より、 地元へ帰って参りました 兵庫県北部の但馬(たじま)地方は、東京都と 同じくらいの面積がある広大な田舎です! 豊岡市の城崎温泉や出石城下町、神鍋高原、朝来市の 竹田城跡に生野銀山、養父市の天滝や氷ノ山、そして 美方郡の余部橋梁、湯村温泉、漁師町 JRの列車が一時間に一本だったり、夜間に車で走ると 鹿やタヌキが飛び出してきたりと、多少不便なことも あるけども、ええとこが沢山あります! そんな但馬の魅力を日々、感じまくっております^^ マラソンが好きです! 香住・ジオパークフルマラソン みかた残酷マラソン、 大阪マラソン2015、淀川マラソンに出場経験有り 走るのは速くない。でも走るのは好き! 日本酒が好きです! 但馬(たじま)の地酒、蔵ごとに 個性があっておもしろい! 香住鶴→ちょっと甘めでスイスイ飲める 此の友→すっきりキレイ系からしっかり系 銀 海→落ち着いた味わいやキリッと感 竹 泉→旨味しっかりで燗酒向き 個性豊かな日本酒をまる屋で楽しんでください!

こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。

6月30日土曜日午前11時より、城崎温泉の伝統工芸品である麦わら細工がテレビで紹介されます。その番組は朝日放送の「LIFE ~夢のカタチ~」。佐々木蔵之介さんがナレーションを務められていて、ある分野で活躍されている方にスポットをあて夢を追い続ける姿を紹介する番組です。

城崎温泉のかみや民芸店におられる神谷俊彰さん。麦わら細工を作る技術を習得されている数少ない職人の1人です。今回の番組は麦わら細工職人である神谷さんを中心にしたものなんですが、その番組に僕も少しだけ出演させて頂くこととなりました。

 

なぜ麦わら細工の特集の番組に僕が出演させていただいたかというと、実は麦わら細工の製作をお願いしていたからです。その製作の様子を是非紹介したいということなので出演をさせていただきました。

初めてのことをお願いしました

「麦わら細工を料理の器として使いたいです。」

昨年9月、城崎温泉のかみや民芸店で僕はこんなお願いをしました。一般的な麦わら細工は、小物などをしまっておく箱として利用されています。今まで麦わら細工が料理の器として使われることはありませんでした。今思うとホントとんでもないお願いをしたと思います。

しかし、神谷さん(最初ご相談したのは俊彰さんのお父さんでした)はいろいろと考えてくださり、開けやすい箱の形状や料理を入れるための耐水性のことなどを提案してくれました。

そして、「一から作ってみてはどうか?」と言っていただき、製作をお願いしました。

料理を入れるために

一から作るということでまずは箱の採寸から始まりました。通常の麦わら細工の箱はキッチリとフタが閉まるようになっていて、箱の下部と上部を持って開けなければならないものが一般的です。中に料理を入れるとなるとそういうわけにはいきません。スッとフタがとれるようにと”かぶせ”というフタの構造にしていただきました。

箱の中も耐水性の処理をしていただきました。水分が木目にしみ込まないようにカシューナッツの殻で作られた染料を塗っていきます。こちらの作業は専門の業者の方にお願いされていました。桐の箱は出石の業者から頂き、染料を塗る加工を施すために輪島へ。そして、かみや民芸店に届いた桐の箱に麦わらを貼り付けていきます。

麦わらを貼り付けてもらいます

実際に麦わらを貼り付ける作業を見せていただきました。筒状の麦わらを割いて単色で貼り付ける作業や、細く割いて1本1本を規則正しく和紙に貼り並べそれを垂直に切り、少しずつずらして糊付けし模様を作りだす「木ざらし」を貼り付ける作業。どちらも本当に細かい工程で、手仕事が成せる高度な技術を目の当たりにしました。

規則正しく並べられた麦わら

今回の製作にあたり、今まで麦わら細工の作品としては使われたことがなかった、ある装飾を施していただきました。海辺の宿で提供するということも考慮され、新しい試みにチャレンジして頂きました。

丁寧に仕上げて頂きました

6月7日に行われた撮影に間に合うようにと仕上げて頂いた麦わら細工は4つ。合計で15お願いしているので、残りはまだ製作中です。(最終的に16個制作していただきました)7月の下旬頃には仕上がる予定ということですので、その頃にはまる屋でご提供できるかと思います。

また後日ホームページなどで麦わら細工の器を用いた料理プランのご案内をさせて頂こうと思っています。

僕は但馬が好きです

撮影の中で「どうして麦わら細工を器にしようと思ったんですか?」と質問を受けました。撮影に入る2分前、「こうやってこんな感じでいきますのでお願いしますね!」みたいな説明で特に打ち合わせも無く始まっていったので、あまり考えをまとめることができず^^;うまく言えませんでしたね~。めっちゃキンチョーしてました(笑)

どうしてか?と聞かれて一番根底にあるのは「僕は但馬が好き」ってことです。豊かな自然や歴史ある町並み、田舎の風景。但馬のいろんな表情を見てきましたが、本当に素晴らしいと思っています。

そんな但馬のことを少しでも知ってもらいたい、この地域の素晴らしさを感じてほしいと以前より思っていました。但馬には日本中に世界中に誇れるものが沢山あると。そこで、僕にできることは何か無いかと考えた結果、宿で提供する料理の中で但馬を感じてほしい、ということが浮かんできました。

料理に使う食材で感じていただくことはもちろん。全て但馬の食材となると正直難しいのが現状ですが、なるべく使っていきたいと思っています。その料理の中で文化や伝統も伝えていきたい。麦わら細工を器にした理由は、但馬の自然の豊かさと一緒にその地に伝わる伝統の素晴らしさを感じて欲しいと思ったからです。

僕は料理に関して、センスがあるわけでもなく、飛び抜けた才能があるわけでもありません。でも、そんな僕にもできること。但馬が好きだからできること。但馬の良さをもっと伝えていきたいし、知って頂きたい。そんな風に考えています。

 

 

 

 

・・・と、言いたかったんですけどねーーー(≧▽≦)それは無理でした(笑)

6月30日土曜日、朝日放送「LIFE ~夢のカタチ~」城崎温泉の伝統工芸品、麦わら細工の特集です。放送は関西地区のみですが、放送終了後民放公式テレビポータルサイト「Tver」で放送された内容を見ることができます。(現在は視聴できません)キンチョーしまくりの僕もちょっとだけ映ってますのでよかったら見てください^^


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香美町の海側(香住)出身まる屋若旦那、藤原啓太です 10年間の大阪生活を終え、2016年6月より、 地元へ帰って参りました 兵庫県北部の但馬(たじま)地方は、東京都と 同じくらいの面積がある広大な田舎です! 豊岡市の城崎温泉や出石城下町、神鍋高原、朝来市の 竹田城跡に生野銀山、養父市の天滝や氷ノ山、そして 美方郡の余部橋梁、湯村温泉、漁師町 JRの列車が一時間に一本だったり、夜間に車で走ると 鹿やタヌキが飛び出してきたりと、多少不便なことも あるけども、ええとこが沢山あります! そんな但馬の魅力を日々、感じまくっております^^ マラソンが好きです! 香住・ジオパークフルマラソン みかた残酷マラソン、 大阪マラソン2015、淀川マラソンに出場経験有り 走るのは速くない。でも走るのは好き! 日本酒が好きです! 但馬(たじま)の地酒、蔵ごとに 個性があっておもしろい! 香住鶴→ちょっと甘めでスイスイ飲める 此の友→すっきりキレイ系からしっかり系 銀 海→落ち着いた味わいやキリッと感 竹 泉→旨味しっかりで燗酒向き 個性豊かな日本酒をまる屋で楽しんでください!

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