但馬(たじま)の魅力を伝えたいまる屋若大将、藤原啓太のブログです!

2019年夏、無人島臼ヶ浦海水浴場の営業予定はありません

 
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香美町香住区出身まる屋若大将、藤原啓太です 10年間の大阪生活を終え、 2016年6月より、再び 地元へ帰って参りました マラソンが好きです! 第4回香住・ジオパークフルマラソン 大阪マラソン2015、 淀川マラソンに出場経験有り 走るのは速くない でも走るのは好き! 2018年4月28日 第5回香住・ジオパークフルマラソンに出場 自己ベスト更新(4:41) 日本酒が好きです! 但馬(たじま)の地酒、蔵ごとに 個性があっておもしろい! 仕事終わりの燗酒がたまらなく 好きです!

こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。

2018年の夏、柴山湾沖の無人島臼ヶ浦島への連絡船と臼ヶ浦海水浴場の営業が終了しました。最後の役目を終えた連絡船かもめ丸は処分され、今年2019年の夏に連絡船と海水浴場を営業する予定はありません。

沢山の方々から海水浴場の営業を続けて欲しい、と声を頂きました。本当にこれはありがたいことです。でもそんな声を聞きながらも、区切りを付けざるをえない理由があるのです。柴山の観光業に携わる事業者で運営する柴山観光協会の会議で、度々そのことについて議論を重ねましたが、解決には至りませんでした。海水浴場の終了は海の、島の、自然のルールを守るための苦渋の決断だったそうです。

また一つできなくなりました

今年は臼ヶ浦島へ行く連絡船はありません。そして、今年は新たにこのようなものが設置されました。

柴山湾の東側、柴山港の対岸には小型の船を保管する船小屋があります。船が出やすくなるよう緩やかな傾斜が付けられているのですが、その場所から水上バイクなどを乗り入れることが全面禁止となりました。今まではその場所が利用できることは公には告知していませんでしたが、禁止もしていない状況。たまに利用される方もいらっしゃいました。

ですが、ごく一部の心無い方の行為によりこちらも禁止せざるを得ない状況となってしまいました。船小屋付近には以前からこのように注意喚起をしているんですよ。

利用される方への注意喚起

今までルールを守って利用されていた方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。海へ来て欲しい、キレイな日本海を楽しんで欲しい、キレイな海をキレイなまま楽しんで欲しいと地元の皆さんは思われているのですが、、、

どうすれば、その想いは利用者の方々に届くのでしょうか。

柴山海水浴場

まる屋からすぐ近くには柴山海水浴場があります。佐津海水浴場や竹野海水浴場に比べると小さな海水浴場です。その海水浴場に年々ある変化が見られるのです。柴山海水浴場は、昔から佐津や竹野のように広い海水浴場というわけではありませんでした。でも以前は浜茶屋があり、遠浅でキレイな海水浴場でとても賑わっていました。現在でも水質検査の結果は全く問題無し。透明度もバツグンです。

この透明度

昔と大きく違うのは砂浜の状況。今から35年前、1984年8月に撮影された柴山海水浴場と2019年5月に撮影された2枚の写真。比べるとその違いはすぐにわかります。

比べてみると、

1984年8月

 

2019年5月

周辺の建物の位置からなるべく同じ場所から撮影した2枚の写真。撮影した時期も時間も潮の満ち引き加減も同じ条件ではありませんが、それを考えてもこの違いは一目瞭然。明らかに砂浜が減っています。

そして沖から流れてくる漂着物。昔も多少はありましたが、そこまで多い量ではありませんでした。ところが今は、海が荒れたり風が強く吹き波が立つと大量の漂着物が寄ってくるようになりました。もちろん海水浴場として営業してる以上、清掃活動は行います。しかし、人力ではどうしようもないレベル、重機を投入しなければ撤去が難しいレベルにまで漂着物が流れ着くようになってしまったのです。漂着物を漂着させるのは波が運んでくるわけですから、その流れが昔とは変わってしまったのでは、と考えられています。漂着物は流れてきて、砂浜は減ってきている。これが温暖化による海の状況の変化で流れが変わったのか、それとも人工物を海中に造ったために潮の流れを変えてしまったのかは定かではありませんが、昔から柴山に住んでおられる方々は皆「浜が変わってしまった」と言われます。

浜の状態の変化に加え、ある生き物がやってくることも気になります。その生き物は営巣するため7月ごろに柴山海水浴場へやってきます。

ニッポンハナダカバチ。砂地に巣を作るハチの仲間で、環境省によると絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。基本的に危害を加えなければ人を攻撃することはありません。むしろ、ハエやアブなどをエサとして捕食してくれる有益な昆虫です。海水浴場の利用者からは要望がありましたが、駆除するわけにもいかず、決定的な解決策は出ないままでした。一昔前まではいなかった虫が沢山現れるようになったのはおそらく、海岸整備や河川の護岸工事により砂地を追われ、柴山海水浴場に行き着いたのではないでしょうか。

正直なところ、柴山海水浴場は以前よりも利用しづらくなってしまったと思います。

柴山周辺には今子浦海水浴場や佐津海水浴場、30分ほど車で移動しなければなりませんが竹野海水浴場もあります。夏シーズンに海水浴でお越しのお客様につきましては、海水浴場についてご検討して頂ければと思います。


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