時を刻み始めて140年!豊岡市出石城下町のシンボル「辰鼓楼」の話
おはようございます。但馬を代表する観光地の一つ、豊岡市出石(いずし)城下町。風情ある町並みが残り、但馬の小京都と呼ばれるこの出石といえば、「皿そば」、「出石焼き」、そして「辰鼓楼(しんころう)」です。
辰鼓楼は1871年に創建され、10年後の1881年に大時計を設置。町のシンボルとなる時計台となりました。
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兵庫県の5つの地域(神戸・阪神、播磨、淡路、丹波、但馬)の地域性をコミカルに紹介するU5H(兵庫五国連邦)のサイトでも出石の辰鼓楼が登場しています。
今まで長らく「日本最古の時計台」と言われていた辰鼓楼。140年明かされていなかった真実がついに明らかになったのです!!!
辰鼓楼は日本で2番目に古い時計台だった
先日、テレビ朝日「激レアさんを連れて来た。」という番組で出石の辰鼓楼に関する方が紹介されました。「日本最古がウリの町の時計台を勝手に調べたら実は2番目だと判明し誰にも言えず震えていた人」という内容で(笑)
札幌の時計台と同じ年に時を刻み始めたとされている辰鼓楼の正確な開始日を調べたら2番目だったということが判明してしまった、というお話です。今年の6月にそのニュースがYahooのトップ記事になっているのを見て僕は初めて知りました。番組では、日付を突き止めるまでの経緯や「2番目だった」事実をどう受け止めるか、という葛藤の様子が紹介されていてかなりおもしろかったです^^
番組は、民放テレビ公式ポータルサイト「Tver」で9月20日まで観ることができますので、是非ご覧ください!
「日本で2番目に古い」ということがわかった後、観光で出石に訪れたことがある方から「2番目でも辰鼓楼の良さは変わらない」、と温かい応援のメッセージが多数寄せられたそうです。出石の方々も辰鼓楼を誇りに思う気持ちは変わらない、と。調べた方は事実を知ってから「ど、どうしよう…」と相当悩まれたそうですが(笑)
時を刻み始めたのが札幌の時計台よりも27日後の9月8日と判明したことで、その日を「いずし時の記念日」に制定し今年は辰鼓楼内部の特別観覧会が行われました。2番目となったことで「日本最古」の肩書きは札幌の時計台のものになってしまいましたが、今回の件で地元のニュースや新聞、ネットニュースや今回の番組で紹介され、出石のシンボル辰鼓楼の存在を沢山の方に知ってもらえて良かったと思います^^
日本最古級!日本で2番目に古い時計台、辰鼓楼を是非ご覧ください!皿そばも美味しいですよ~!