但馬(たじま)の魅力を伝えたいまる屋若旦那、藤原啓太のブログです!

柴山漁港の底曳き網漁船を見せて頂きました

2018/11/21
 
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香美町の海側(香住)出身まる屋若旦那、藤原啓太です 10年間の大阪生活を終え、2016年6月より、 地元へ帰って参りました 兵庫県北部の但馬(たじま)地方は、東京都と 同じくらいの面積がある広大な田舎です! 豊岡市の城崎温泉や出石城下町、神鍋高原、朝来市の 竹田城跡に生野銀山、養父市の天滝や氷ノ山、そして 美方郡の余部橋梁、湯村温泉、漁師町 JRの列車が一時間に一本だったり、夜間に車で走ると 鹿やタヌキが飛び出してきたりと、多少不便なことも あるけども、ええとこが沢山あります! そんな但馬の魅力を日々、感じまくっております^^ マラソンが好きです! 香住・ジオパークフルマラソン みかた残酷マラソン、 大阪マラソン2015、淀川マラソンに出場経験有り 走るのは速くない。でも走るのは好き! 日本酒が好きです! 但馬(たじま)の地酒、蔵ごとに 個性があっておもしろい! 香住鶴→ちょっと甘めでスイスイ飲める 此の友→すっきりキレイ系からしっかり系 銀 海→落ち着いた味わいやキリッと感 竹 泉→旨味しっかりで燗酒向き 個性豊かな日本酒をまる屋で楽しんでください!

おはようございます。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。

6月17日にJR西日本の豪華列車トワイライトエクスプレス瑞風の運行が始まりました。普段は各駅停車の普通列車(主にディーゼル車)や特急列車が走るくらいのローカル線のJR山陰本線。このときばかりは、沿線の撮影スポットや各駅に、運行を開始した瑞風を一目見ようと、多くの方々が集まりました。

 

更に立ち寄り駅の城崎温泉駅にも、多くの方が訪れました。 駅には瑞風搭乗者専用のバスが用意され、搭乗者は城崎温泉を巡られたそうです。 立ち寄り駅にしか経済効果はない、という意見もありますが、僕は豪華列車が地元へやってくる というだけでワクワクして嬉しくなりました。「経済的」には「効果」はないように思いますが、 瑞風が走るJR線の沿線に住まれている方々、また、鉄道ファンの方々の「心」には、なんらかの 「効果」は、きっとあったんじゃないかなぁと思います。

 

《柴山漁港底曳き網漁船》

 

柴山漁港に所属する沖合い底引き網漁船は、5月末で漁期を終え、現在は休漁期間となります。その間、操業中に使用する網の補修や漁船のメンテナンスや海底清掃などを行います。先日、柴山漁港所属漁船「登代栄(とよさか)丸」の船主(漁船のオーナー)と 船頭(漁船の船長)とお会いした際、機会を頂き、網の補修や漁船の様子を 見学させて頂きました。

 

 

 

船主さんの奥様と、僕の両親とが同級生、そして船頭として漁に出ている船主さんの息子が、僕の1つ後輩ということもあり、見学の話を快く引き受けて頂きました。

 

《底曳き網の修繕作業》

 

柴山漁港に所属する底曳き網漁船の漁法は、1そう曳きと呼ばれ、目印となるブイを海上に浮かべ、その対角に網が来るよう、ひし形にロープを巡らせて網を曳いていきます。その網は、松葉がにやえび、ハタハタやホタルイカなど漁獲する種類によって異なります。この時期に、網の修繕作業を行います。場合によっては、操業中にも船上で修繕作業を行うこともあるそうです。

修繕は船員の方が手作業で行われていました。

 

 

 

 

 

穴の開いた箇所に新しい網を縫い付けていき直していきます。柴山漁港の上屋では、この時期どの漁船もこのようにして網の修繕を行っています。

 

《漁船の内部を見せてもらいました》

 

初めて、漁船の内部に入らせて頂きました。漁船中央部には作業台があり、漁獲した海産物を仕分け、選別する場所があります。その後方には、仕掛けた網を巻き上げる機械、そして、網を仕掛けるために最初に海上へ浮かべるブイがありました。

 

 

 

作業台がある場所の真下には、エンジンルームがあります。中に入ってみると見たこともない機械や計器がいっぱい!!

 

 

 

 

エンジンの他に発電機や冷凍機など、漁船が安全に運航するため、新鮮な海産物を最良の状態で柴山漁港へ水揚げさせるために必要な機械が集中していました。この場所には、エンジンを動かす専属の船員がおられ、尋常ではない爆音の中、漁船を操業するための作業を行われているそうです。

そして、船前方の操舵室へ。まず驚いたのがモニターの数です。漁船の位置情報を示すGPS機器、魚群探知機、潮の流れを把握するための潮流計測器などがズラリと並んでいました。

漁船の現在地を把握し、更に網に穴が開いてしまう場所や海産物が獲れるポイントなどを画面上で表示することができるそうです。

 

 

操舵室を外から見ると上部にレーダーや発信機など、海上での情報をいち早く得るための設備が整えられていました。

 

 

《漁船内部を見て思ったことは》

 

時代の進歩、科学の進歩と共に、木造の漁船で大海原を航海していたときとは全く異なり、驚くほど変化を遂げているんだろうなと感じました。漁船の内部を見せて頂き、1つ、とても印象に残ったことがありました。

 

 

それは、操舵室の後方に、神棚が備え付けられていたことです。

 

 

 

 

様々な計器や最新の設備が並ぶ室内に、立派な神棚がありました。船頭に聞くと、航海に出るときはサカキを供え、酒と塩を撒いて清めるそうです。更に、毎年、香川県にあります金比羅神社(航海の安全を司る神様)へお参りに行くということも教えてくれました。

 

昔の漁船は、柴山港へ入港するために「柴山」という山を目指して海の上を進んだと聞きました。(元々は丸山という山を目指して進むと柴山漁港に入港できることから、次第に丸山を柴山と呼ぶようになったそうです。)

そして、無事に漁ができること、豊漁となることを神様に祈られていたそうです。今は車のカーナビにもスマホにも、そして漁船にもGPSが付き位置情報はすぐにわかります。漁船の設備も技術進歩が見られ、海上での事故も昔と比べると減少し、海産物の水揚げも飛躍的に向上しました。

しかしそれでも、昔と同じように神様に対する想いや海に対する畏敬の念は海の上で漁をされる漁師の方々の中に、しっかりと残されているのだと思いました。

 

網の修繕の後は、漁船のメンテナンスを行うために鳥取県の漁船ドッグへ行かれるそうです。底曳き網漁船の漁期は、9月から始まります。そして、柴山がにの漁は、今年も11月6日から行われます。今年も安全に漁が行われることを祈っています。

 

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