ただいま絶賛水揚げ中!赤バイのココにはご注意を
こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
連日、雪の情報をお届けしています。今年は本当にすごいですね^^;兵庫県北部但馬地方の寒波の影響は緩んだり強まったり。但馬地方に積雪はありますが、特に多いのは日本海側。通常は海側に降ったり、山側に降ったりするのですが今回は海側への降雪ばかりです。まる屋へお越しの際は、お車の運転、JRの運行状況をよくご確認の上、時間に余裕を持ってお越しください。
こんなつららができました。今年の寒さは本当にすごいです。
赤バイのココには気を付けてください
柴山漁港では柴山がにと一緒にカレイやタラ、貝類などが水揚げされています。主に水揚げされる貝類がバイ貝。地元では黒バイ、赤バイ、白バイと呼ばれていて、まる屋の夕食時のお造りにも使用しています。ちなみに、使っているのは赤バイです。お造りで頂くと、独特の甘みがあり食感も程よくコリコリとしていてとても美味しいです。
赤バイは正式名称を「エゾボラモドキ」といい、「エゾボラ」という貝に似ていることから名付けられたそうです。その赤バイを調理する時に必ず取り除く部分があります。
矢印の白い部分を取り除かなければいけません。唾液腺と呼ばれる器官で「テトラミン」という毒が含まれています。死亡例はないようですが、食べるとめまいや吐き気などの神経症状を起こすことがあります。この「テトラミン」は加熱処理しても毒性が消えません。赤バイに火を通してもやはりこの白い部分は取り除かなければならないのです。
しっかりと処理をすれば美味しい赤バイ。この時期の密かな海の幸として日々水揚げされています。