松葉がにの漁獲規制により休止していた3月までのご予約受け付けを再開します
こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
今期のズワイガニ(松葉がに)の水揚げについて、先日、県機船底曳網漁漁業協会の会議が行われました。
おはようございます
今朝の神戸新聞にかにの漁獲規制についての記事が掲載されました
内容は、しばらくの間はある程度の水揚げが期待できるとのこと
例年水揚げされる未成熟のかにを規制することで成熟したかにの水揚げ量にあてる方針です
写真にはなぜか大将が写っています(笑) pic.twitter.com/7G4LipCLgA— 藤原啓太 但馬の魅力を伝えたい まる屋若大将 (@keita_maruya) 2019年1月11日
ズワイガニ獲れすぎ… 今冬豊漁、苦肉の漁規制へ:https://t.co/9CviMABhwY #神戸新聞 #カニ pic.twitter.com/JwhGcUG1ot
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2019年1月11日
昨年の年末に「3月までの漁期を待たず、ズワイガニの水揚げができなくなるかもしれない」という話が持ち上がりましたが、会議の結果、どうにか水揚げが続けられるという結論になりました。
今後もかにの確保ができそうなので、休止していた2月3月のご予約の受け付けを再開させて頂きます。すでにご予約を頂いているお客様、ご予約を希望されていたお客様にはご迷惑をおかけいたしました。
水揚げができるようになった理由
先日、行われたTAC(#TotalAllowableCatch)についての緊急会議
今シーズンは例年にない事態になってしまいそうです。 pic.twitter.com/OeWYVFZOAG— 藤原啓太 但馬の魅力を伝えたい まる屋若大将 (@keita_maruya) 2018年12月27日
ズワイガニ採捕規制についてのお知らせが届いたのが昨年12月末。解禁後、好天が続いたため設定されている漁獲制限に到達する勢いで水揚げが行われていました。このままのペースで水揚げが続くなら、漁期途中で制限に到達してしまうという状況でした。
今回の会議で、今後も水揚げが続けられるようになったのですが、その理由は脱皮直後のかに(ミズガニ)の漁獲を制限することでした。ミズガニとは1月末から2月頃に水揚げされる脱皮直後の未成熟な松葉がにのことです。今期はミズガニを水揚げを無くし、成熟したかにの水揚げにあてることで決められた制限内で漁獲ができるようになった、というわけです。
ミズガニは姿かたちは成熟したかにとあまり違いはありませんが、脱皮直後ということで身入りや味噌の状態が成熟したものと変わってきます。市場では成熟したかによりも安価で取り引きされます。実は、このミズガニよりも更に未成熟なかにも水揚げされています。ブラガニと呼ばれて選別されるもので、今後脱皮を繰り返して大きく成長する見込みがあるかにです。
今回の漁獲規制でミズガニと同様にブラガニの水揚げについても少なからず影響が出てくるように思います。
ご予約受け付けます
鳥取県の漁獲規制についても多くのメディアに取り上げられていたこともあり、すでにご予約頂いているお客様にとっては、今どんな状況にあるのか、今後どうなるのか、ということは気になる所だったと思います。こちらとしても会議の結果次第でどうなるか、わからない状況でしたが、事前情報としてブログに書かせて頂きました。結果は今後も続けられるということで一安心しています。ご予約について、ご心配、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
今後もかにの水揚げは続きますが、例年通り3月末まで漁が行われるかは今後の水揚げ次第ですので、ご予約の受け付けは3月20日までとさせて頂きます。いつまで漁が続くかなどはまたお知らせいたします。2月の土日に関しては、ほぼ満室ですが、3月はまだ空室がございます。平日ならば2月3月共空室がございます。どうぞ、よろしくお願いします。ご予約お待ちしております。