Instagram #但馬の風景1000枚目!香美町に帰ってきて1000日が経ちました
おはようございます。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
2016年に香美町へ帰ってきて、今日で1000日となりました。帰ってきて以来、Instagramで毎日一枚但馬にある風景「#但馬の風景」を投稿し続け、今日で1000枚目を迎えました。
いいねやコメントを頂いた皆様、いいねはなくとも投稿を見てくれている皆様、いつもいつも本当にありがとうございます。「こんな場所が但馬にあるなんて!」とか「昔行ったことがある!懐かしい」とか、但馬の様々な風景を投稿した際、いろんな方からメッセージを頂き本当に嬉しく感じていました^^
僕自身、投稿を続ける中で今まで知らなかった但馬のことを知ることができ、自分が一番楽しんで投稿することができたように思います。
目次
但馬を紹介したくて始めました
但馬の風景の投稿を始めたきっかけは香美町へ帰ってくるまでに住んでいた大阪で、お世話になっていた方々に僕が生まれ育った地域はこんなところだということをSNSを通じて伝えたかったからです。それと僕自身が但馬を知るためという理由もありました。
投稿を続けていくと、但馬に住んでいる方も意外と但馬のことを知らない部分があるなと感じ、但馬の方にも但馬のことをもっと知って欲しい!と思うようになりました。但馬にはこんないいところがあるんだよ!何もない田舎じゃないよ!って^^
1000枚目を迎えましたが、まだまだ投稿したい風景は沢山あります。行ったことのない場所は沢山あります!但馬は広い。兵庫県全体の約25%を但馬地域が占めていて、東京都と同じくらいの面積があるんです。但馬の様々な場所、但馬にお住いの様々な方と知り合っていくにつれて「但馬のいろいろな場所を見てきたからこそ僕にできることは何かないか」と考えるようになりました。
田舎の中に田舎を作る
まる屋が現在の形になったのが2011年11月。敷地が前よりも広くなり、大幅にリニューアルしました。
大きく変わったのは、食事で利用できるスペースを作ったことや木々に囲まれた中庭ができたこと。そして、もともと海側の場所にあり明治時代に作られた蔵を移築改装し、カフェスペースとして利用を始めたことです。新しくメゾネットタイプの客室が作られましたが、それ以前まで9室あった客室を8室に減らしました。敷地面積が広くなっているにも関わらず。
そこには両親のこんな想いがあったのです。
ここは柴山という田舎、その中に更に小さな田舎を作る。
敷地内に入ると木々に囲まれ、それまで見えていた柴山の景色とは少し違う雰囲気になります。良い意味で柴山ではないような田舎の空間に。
何気ないちょっとした変化ですが、お食事や宿泊で利用して頂いたお客様から沢山の嬉しいお言葉を頂きます。両親が考えた通り、敷地面積が増えたからと言って客室だけを増やすのではなく、カフェスペースのわら兵衛のような共有スペースや木々に囲まれる雰囲気を生み出すことで小さな田舎を作ることができ、ゆっくりとくつろいで頂ける空間を提供できたんじゃないかなと思います。
この両親の想いをふまえて僕は何ができるか、何をしていけばいいのか。Instagramの投稿を通じて答えが少し見えてきたように思います。
”田舎”は日本全国に沢山あります。茅葺き屋根の伝統的な家屋や日本の原風景と呼べるような美しい自然が見られる、柴山よりももっと田舎らしい田舎も沢山あります。
ですが、柴山は、香住は、香美町は、そして但馬という地域は、日本中探してもここだけにしかない場所です。但馬は本当に素晴らしい地域だと思っています。この但馬のことをもっと知って欲しいし、感じて欲しい。但馬の中にある小さな小さな「まる屋」という空間で、但馬のことをもっと感じて頂きたい。感じて頂けるような空間にしたい。
但馬の中に、但馬を作る。
但馬の豊富な海の恵み、川の恵み、大地の恵み、伝統や文化、この土地ならではのことをもっと感じて頂けるような空間にしたいと考えています。
ただ、これは1年や2年でできるようなことではありません。5年、10年、もっと時間がかかるかもしれません。ですが、この想いを大切にしながら精進していこうと思います。
僕は但馬が好きです
この気持ちがあったからこそ毎日の投稿が続けられたんだと思います。そりぁあ、JRは1時間に1本しか列車がなくて不便だし、夜には鹿やサルやイノシシが出てくるし、晴れの予報でも雨が降ったり曇りの予報でも雨が降ったりするし、雪も降るし(今年は少なかったけど)、スタバもびっくりドンキーもセブンイレブンもないし、都市部と比べたら生活するには大変な環境かもしれません!!
ですが、1度地元を離れたからこそ見えてくる地元の但馬の良さというのを、この1000日間でいつも感じていました。そしてこれからも感じていくと思います。「#但馬の風景」は今後もゆる~く続けていこうと思っています^^
但馬(たじま)の魅力を伝えたい若大将として、但馬観光PR大使(自称)として今後とも、どうぞよろしくお願いします!!