柴山漁港では11月6日の解禁から柴山がにの水揚げが続いています

      2017/12/21

こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。

11月6日に解禁となりました松葉がに。まる屋からすぐ近くの柴山漁港では、順調に柴山がに(柴山漁港で水揚げされる松葉がに)の水揚げが続いています。午前7時から始まる柴山漁港での競りには、多くの仲買人や漁業関係者、仕入れ業者が足を運んでいます。

中々毎回は行くことはできていませんが、僕も競りに参加させて頂いています。11月6日から柴山漁港で行われた競りの様子を少し、振り返ってみます。

 

柴山漁港、かに解禁

 

 

11月6日の初競りでの最高額は、史上初の金額で競り落とされました。詳しいことはよくわかりませんが、この金額には漁師さんや漁業関係者の方々へ向けられた様々な想いが込められているそうです。

 

11月上旬は比較的天気の良い日が続いていた香美町。海上は穏やかな状態でしたので、かにの水揚げも順調に行われていました。中旬、天気が崩れる予報があり、海が時化(しけ)るのではないかと心配されましたが、かにの水揚げは連日続けられていました。

 

松葉がにのメス、セコガニも多く水揚げされています。年末年始に向かってかにの相場が高くなることは毎年のことです。このあたりの時期から徐々に競り値が上がり始めました。

 

かにをはじめとする水産資源は、生態系を崩さず持続可能となるよう資源を保護するため、その漁獲量を制限されています。厳しい制限のもと、漁師さんたちはかにを獲って来てくれています。

 

近年、12月に雪が降ることはほとんどなかった兵庫県北部の但馬地域ですが、今年はどうしたことか早々に雪が降りました。この日は時折太陽が出たり、すぐに曇って雪が降ったりと変わりやすい天気の中、競りが行われました。

 

柴山漁港では、鮮度を保つためにほとんどのかにが水槽に入れられた状態で競りにかけられます。その中に入れられる海水は、衛生的な処理を施されたもの。少しでも良い状態で仲買人の方に買ってもらうため、昔から続けられていることです。

まる屋専用の水槽にもこの海水を入れていて、毎回タンクに海水をくみ上げて水替えを行っています。

 

大型漁船が所属する柴山漁港では、但馬内で唯一かにの水揚げがあるという日もよくあります。中小型漁船では海に出ることができない時でも、柴山の大型漁船は海に出られます。以前、漁船員の方が自身のSNSで海上での様子を投稿されていましたが、それはもうスゴイ波の高さでした(>_<)

柴山の方、柴山漁港所属の漁船員の方のかににかける想いは並大抵のものではないなと改めて思いました。

 

柴山漁港で水揚げされるかには、ほとんどが活きた状態で競りにかけられます。その一部、船内で冷凍処理されたかにも並びます。丸ごと冷凍されたものや、船内で加工されて袋詰めされたかには、また別に選別されて競られます。

 

 

柴山漁港で日々行われていること

 

毎日投稿しているツイッターとともに柴山漁港での競りの様子をお伝えしました。かに解禁初日は、テレビや新聞社などのメディアがつめかけてものすごい人の数でした。しかし、今は、取材カメラの姿はほとんどありません。(たまに、カメラが入ることもあります)

テレビや新聞社の取材がなければ、多くの方々が柴山漁港で日々行われている様子を知る機会などほとんどありません。これは、漁港から遠く離れた方も、柴山や香美町、但馬地域に住まれている方も同じようにわからないことです。柴山漁港に毎回行くなんて、そこへ行かなければならない理由(=仕事)がなければ行く機会などほとんどないと思います。

多くの方にお伝えすることはできませんが、僕が伝えることができるわずかな方々には、柴山漁港で行われている様子を知ってもらえることができます。記憶の片隅に「柴山漁港で今日もかにが水揚げされている」ということを覚えていて欲しい。どんなふうに行われているのか、と興味を持って欲しい。そんなことを考えながら、競りに行ったときには漁港やかにの様子がわかるようにと投稿を続けてきました。

2017年は終わりに近づきましたが、松葉がにの水揚げはまだまだ続きます。これからも柴山漁港での水揚げの様子や、漁業に関わる方々の様子などをお伝えしていけたらなと思います。「多くの方」ではなく、「わずかな方」に知って頂くために。これからも安全に漁が続けられることを心から願います。


 - 漁業のこと

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