空・川・黒・雪 城崎温泉の地ビールはいかがですか?
こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
1日の春の嵐以降、陽気な日もあったり寒い雨の日もあったりとコロコロ天気が変わっている香美町。今シーズンのかにの水揚げもいよいよ最終月。今日は少し寒いですが、寒さが和らいできた3月もかにを召し上がって頂けるオススメの時期ですよ。
おはようございます
今朝の #柴山漁港 は5隻の入港船があり、賑わっていました
雨が降っている #香美町
風が強く、湾内は穏やかですが外海は荒れているようです pic.twitter.com/K4AqxZzrKM— 藤原啓太 但馬の魅力を伝えたい若大将 (@keita_maruya) 2018年3月9日
目次
城崎温泉の地ビール
1997年11月にスタートした城崎温泉での地ビール事業。現在、4種類の城崎ビールが発売されています。主に城崎温泉街の酒屋さんや「地ビールレストラン gubigabu」などで販売されています。
それぞれ個性的な味わいの4種類の城崎ビール。
かろやかで飲みやすいピルスナー「空のビール」
小麦麦芽を使用したヴァイツェン「川のビール」
ローストした麦芽の苦味が特徴のスタウト「黒のビール」
パンチのある苦味とキレの良さを感じられるエクストラスペシャルビター「雪のビール」
海産物のあっさりとしたお料理にも合いますし、但馬牛などのしっかりした肉料理にも合う城崎ビール。ラベルには、空・川・黒・雪をイメージしたイラストが書かれています。ちなみに「雪のビール」にはカニのイラストが描かれ「カニビール」とありますが、カニは入っておりません!(笑)
「KINOSAKI BEER」と「TAJIMA BEER」
「空のビール」「川のビール」「黒のビール」のラベルの上部には、「KINOSAKI BEER」の表示があるのに対し、「雪のビール」には「TAJIMA BEER」の書かれています。どちらも城崎ビールの工場で製造されたものなのですが、表示が異なるのは小さな町ならではの理由がありました。
1994年の酒税法改正により日本全国で小規模なビール醸造所が登場しました。城崎ビールの事業が始められたのは1997年。様々なビールを醸造し、試行錯誤の結果現在の4種類のビールを販売されています。最初は城崎ビールという名前だけあって城崎温泉で販売。城崎温泉を訪れる多くの旅行客の方々に喜ばれたそうです。城崎温泉は兵庫県北部但馬地方の一つの町、城崎温泉だけではなく他の但馬地域にも販路を広げようと考えられました。
そこで「KINOSAKI」ではなく「TAJIMA」の表示に変え、「雪のビール」を販売。この小さな違いは、地元の方にとっては大きな違いです。
近年、道路や鉄道などの環境が整い但馬地域の中でもアクセスがしやすくなった場所はありますが、当時はまだまだ遠い存在であった近隣の町のこと。田舎ならではの、自分たちの町は自分たちでという考え方が残っており城崎以外の町では「KINOSAKI BEER」としてはあまり受け入れられなかったようです。今はそうではなく、もっと大きく但馬と言う地域を捉えた考え方になってきていますが、当時は限られた範囲での地元愛がものすごく強かったんですね^^;
但馬全体をイメージした「カニと雪」がラベルに描かれているカニビール「雪のビール」を「KINOSAKI BEER」ではなく「TAJIMA BEER」の表示に変え、但馬全体での販路を広げられようと考えられたのでした。今では城崎温泉を訪れる旅行客の方に加え、地元でもファンが増えたためか城崎温泉以外でも地元の大手スーパーに4種類全ての城崎ビールが並んでいます。
城崎ビール 更なる飛躍へ
大阪府豊中市にありますレストラン&フラワーショップ「SOSH SQUARE(ソッシュ スクエア)」や箕面市にありますアジアンダイニング「Lei can ting(リーツァンティン)」などを手がける株式会社リ・ライフ。豊中市に住んでいた頃は何度かお邪魔したことがあります。「SOSH SQUARE」の野菜バイキング、美味しかったな♪懐かしいです(*‘▽`*)
こちらの会社がこの春、城崎ビールと新しい事業を行うお話を聞きました。コウノトリ但馬空港からの飛行機が唯一離発着する伊丹空港(大阪国際空港)でレストランと城崎ビールのお店を新しくオープンされるそうです。現在販売されている城崎ビールはもちろん、伊丹空港オリジナルの新しいビールを醸造されるとか^^
レストランと但馬を代表する地ビールのコラボレーション。城崎ビールの醸造所に先月、新しい醸造タンクと貯酒タンクが搬入され、準備は着々と進んでいるとのこと。
4月中旬頃のオープンを予定されており、今後ますます城崎ビールが広がりそうです!!