新温泉町田君川のバイカモ群生地の様子が今年は違うようです
こんばんは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
先月、香美町の隣町、新温泉町の浜坂地区へ行ってきました。
この地区を南北に流れる岸田川の支流に「田君(たきみ)川」という
小さな川があります。
この川には、5~8月にかけてバイカモ(梅花藻)が水面いっぱいに咲き誇ります。
目次
《田君川のバイカモ》
バイカモはキンポウゲ科の水生植物で、川底に群生し川の流れにそうように育つ
多年草です。
北海道や本州の水路、河川などに生息し、九州や朝鮮半島にも見られるそうです。
年を通して15度前後の冷水を好むため、河川の上流などの冷涼な環境が主な生息地域です。
しかし、田君川のバイカモ群生地は、河口から約4km、標高わずか10数mの水域です。
更にこの辺りには、浜坂温泉や七釜温泉の泉源があります。
このような地域条件でバイカモの群生地が見られることは、
世界的に見ても、学術的に見ても極めて珍しくたいへん貴重とされています。
先月、バイカモ公園に行ってみてこの公園が、多くの方々によって守られて
いるということを改めて気が付きました。
《バイカモを取り戻すために》
平成8年にバイカモの復元のため、兵庫県が河川環境整備事業に取り組まれるまでは
田君川は葦(あし)が一面に生え、バイカモの繁殖を抑制していました。
葦を取り除く工事をキッカケに流域の住民の方々が「田君川バイカモ保存会」を
発足され、絶滅寸前だったバイカモの保護活動がスタートしました。
保護活動の様子やバイカモを後世に残す取り組みの様子は、田君川のバイカモ公園で
見ることができます。
訪れた時は、時期的にバイカモは咲いていなかったのですが、キレイな川を見ることができました。
水面いっぱいに咲くバイカモを見ることを楽しみにしていました。
《浜坂観光協会からのお知らせ》
先日、浜坂観光協会から「田君川バイカモ祭り中止のお知らせ」がありました。
6月の第一日曜日に開催される予定のバイカモ祭りが中止となったそうです。
理由は、バイカモの群生地に変化があったから。
今年はバイカモの根が育たたなかったうえに、1月、2月に降った数年ぶりの
大雪の影響で、多量の雪解け水により群生していたバイカモが流されてしまいました。
水面いっぱいに咲くバイカモが見られないことは、とても残念です。
大雪も雪解け水も自然のことですので、仕方がないことなのですが、
一番残念に思われているのはバイカモの保存に尽力された「田君川バイカモ保存会」の方々。
とても辛い現状だと思います。
HPには、こう続けられていました。
バイカモ公園から下流500mにかけて流されたバイカモが所々に点在しています。
少し散策されてバイカモをご覧いただければと思います。(浜坂観光協会ブログより)
流されたバイカモは、その場所でたくましく花を咲かせている、とのこと。
バイカモはなくなったわけではなく、少し川の状態が変わったということです。
一面とはいきませんが、バイカモはしっかりと咲いているようです。
近々、バイカモの様子を見に、田君川へ行こうと思います。
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