2024-2025柴山がにシーズンが無事に終わりました

昨年11月6日に解禁となりました「柴山がに」2025年3月21日に最後の水揚げがあり、当館では26日お泊りのお客様をお見送りし、今シーズンの営業を終了しました。昨シーズン同様、たくさんの方にお越しいただきまして本当に本当にありがとうございました🦀🦀
今シーズン、本日最終日🦀🦀 pic.twitter.com/9cB45i8ueG
— 藤原啓太 お宿まる屋若旦那🦀活柴山がにプランは3月26日まで (@keita_maruya) March 26, 2025
2024-2025シーズンは解禁日初日から海の状態が悪く、時化(しけ)スタートとなりました。ここ最近、柴山港では解禁日翌日の11月7日に初セリを行いますが、香住港では例年6日の午後から行います。しかし、今シーズンは時化の影響で想定した量の水揚げが見込めないことから7日に初セリが行われました。北陸地方の港でも初セリが7日以降になったそうです。
初日の時化以降は順調に水揚げが続き、11月12月のみ水揚げされるセコガニも多く水揚げされました。11月末ごろ、「セコガニ異例の安値」というニュースが報道されました。北海道産のオオズワイガニの影響だそうですが、地元にとってはあまりいいニュースではなかったように思います。水揚げされるセコガニもオスのカニ同様、サイズや状態によって細かく分類されます。確かに安値で取引されるセコガニもありましたが、ほんの一部。サイズによって、また水揚げされる港によっては高価格で取引されているセコガニも当然います。「今年はセコガニが安い」というイメージだけを植え付ける報道の仕方についてはいかがなものかと思ってしまいます。安値であった期間もわずかな期間でした。12月に入るころには「10年に一度の最強寒波」報道がメディアで騒がれていましたので、早い段階で市場価格が急騰。そのまま例年通り年末に向かって日に日に取引価格はしっかりと上がっていきました。
年が明け2025年。今年は1月末から2月にかけての寒波の影響がかなり大きかったように思います。2月は上旬から雪・雪・雪⛄日本海沿岸部にもしっかりと積もりました。「10年に一度の最強寒波」はやはり最強でした。雪景色を見ながらカニ鍋を召し上がっていただくというのが最高のシチュエーションですが、さすがに降りすぎは困ります。この時期にお越しいただいたお客様にはご心配をおかけしてしまいました。
3月に入るとカニの他にホタルイカやハタハタも水揚げされるようになります。柴山港では最後の最後までしっかりとカニの水揚げがありました。今期カニ漁も大きな事故もなく無事に終えられたこと感謝感謝です。4月以降はハタハタやカレイなど、魚中心の水揚げが続きます。
今シーズンも本当にたくさんの方にお越しいただきました。ご宿泊いただいた方限定でご案内しておりました来シーズンの先取ご予約もたくさんいただきました。ありがとうございます。4月からは活アナゴや香住がに、ノドグロなど春の食材がメインになるお料理プランをご用意しています。また、昼食でもご利用していただけますので城崎温泉や湯村温泉にご宿泊された翌日のランチでご利用いただければと思います。
春からもお宿まる屋をよろしくお願いします。