但馬(たじま)の魅力を伝えたいまる屋若旦那、藤原啓太のブログです!

鎧の鯉のぼり

2017/05/24
 
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香美町の海側(香住)出身まる屋若旦那、藤原啓太です 10年間の大阪生活を終え、2016年6月より、 地元へ帰って参りました 兵庫県北部の但馬(たじま)地方は、東京都と 同じくらいの面積がある広大な田舎です! 豊岡市の城崎温泉や出石城下町、神鍋高原、朝来市の 竹田城跡に生野銀山、養父市の天滝や氷ノ山、そして 美方郡の余部橋梁、湯村温泉、漁師町 JRの列車が一時間に一本だったり、夜間に車で走ると 鹿やタヌキが飛び出してきたりと、多少不便なことも あるけども、ええとこが沢山あります! そんな但馬の魅力を日々、感じまくっております^^ マラソンが好きです! 香住・ジオパークフルマラソン みかた残酷マラソン、 大阪マラソン2015、淀川マラソンに出場経験有り 走るのは速くない。でも走るのは好き! 日本酒が好きです! 但馬(たじま)の地酒、蔵ごとに 個性があっておもしろい! 香住鶴→ちょっと甘めでスイスイ飲める 此の友→すっきりキレイ系からしっかり系 銀 海→落ち着いた味わいやキリッと感 竹 泉→旨味しっかりで燗酒向き 個性豊かな日本酒をまる屋で楽しんでください!

こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。

明日は、5月5日「こどもの日」です。

各家々に、鯉のぼりが揚げられている風景が見られます。

兵庫県北部但馬(たじま)地方では、桃の節句(ひな祭り)、端午の節句、

七夕をひと月遅れで行う地域があり、ひな人形や鯉のぼりなどを本来の節句

より1ヶ月遅らせた期間まで飾る風習が残っています。

普通は、高い柱につながれて泳ぐ鯉のぼりですが、香美町香住区鎧(よろい)地区に揚げられる

鯉のぼりは、「こどもの日」の5月5日前後だけ日本海の上を泳ぎます。

 

鎧の鯉のぼり

日本海の上を泳ぐ鯉のぼり

小さな地区に揚げられる鯉のぼりには、そこに住む方々の想いが込められていました。

 

《香美町香住区鎧》

 

鎧地区は、香美町香住区の西部に位置しており、余部橋梁で有名な余部地区と

香住漁港がある香住地区の間の小さな地区です。

(若大将Instagramより)

壇ノ浦の戦いで敗れた平家が隠れ住んだとされ、但馬各地に残る平家の落人伝説が伝わる地域の

一つです。

 

《行ってきました》

 

僕は、今回、初めて見に行きましたが、鎧の鯉のぼりは20年以上続けられて

おり、この時期の風物詩となっているそうです。

鎧の鯉のぼり

行ってきました

地元の新聞にも取り上げられていて、日本海の上を泳ぐ鯉のぼりの

様子を写真に収めようとカメラをお持ちの方々が多く来られるそうです。

しかし、初めて見た僕としての率直な感想は、

 

 

 

うん。鯉のぼりが泳いでるな。

 

 

 

ってことだけでした。

すいません。本当に思ったままの感想です。

それに、この鎧地区には飲食店もなければ、スーパーもありません。

この鯉のぼりを目の前で見るためには、車で行く場合、崖のような

山道を降り、車1台がギリギリ通る道を行かなければなりません。

鎧の鯉のぼり

車1台ギリギリです

お世辞にもアクセスが良いとはいえない場所にあります。

 

 

でも。

 

 

 

1番お伝えしたいことは、それじゃないんです。

 

 

 

《鎧の鯉のぼり》

 

この鯉のぼりが何のためにあるのか。

どうして、このように鯉のぼりを揚げることを始められたのか。

 

 

全ては「子供たちのために」

 

 

町の子供たちが、スクスクと健康に成長してくれるように、という願いを込めて揚げられています。

過疎化が進む小さな町、子供たちのために何かできないかと話し合い、始められたそうです。

善意によって集められた鯉のぼり達は、この時期に揚げられ、子供たちの健やかな

成長を願う気持ちと都市部へ出た子たちが帰ってきたときに、この眺めで迎えて

あげたいというここに住まれる方々の想いが込められています。

100匹にも満たない数の鯉のぼりですが、その一つ一つに子供たちへの想いが

込められていました。

だから、周りに何もなくても鯉のぼりがあるだけでいいんだ、と感じました。

僕が香住第一中学校へ通っていた時の同級生が鎧地区に住まれる方と結婚し、

昨年男の子を出産しました。

彼女はこんなことを教えてくれました。

 

「小さな町だけど、ここの男性は奥さん

 を連れて町へ帰ってくる方が多くて。

 だから、若い夫婦や子供は割と多い

 みたい。」

 

田舎の町にとって、過疎化は深刻な問題です。

若い方や子供たちが、また町に帰って来るということがどれだけ素晴らしい

ことかは言うまでもありません。

これは、鯉のぼりのお陰だと思うのです。

全ては、子供たちのために。

その想いで始まった鎧の鯉のぼりはこのさきもずっと、子供たちが健康に

成長し、子供たちがまた帰ってくる町であり続けるために、

日本海の上を悠然と泳ぎ続けることでしょう。

鎧の鯉のぼり

鎧の鯉のぼりは5月6日まで、

7日の朝には片づけられるそうです。

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