ついに改名!兵庫県、改め兵庫五国連邦!?ふるさとを知るって素晴らしい

こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
先日、講演会に行ってきました。「えんとつ町のプペル」や「革命のファンファーレ」などの著書で知られている西野亮廣さんの講演会です。

ちなみに会場は母校(笑)
豊岡市の高校で行われ、これから社会へと出て行く学生に向けられた講演だったのですが、西野さん自身の体験から話されることは社会に出ている僕らにとってもめちゃめちゃ考えさせられる内容でした。
学校では教えてくれないけど、生きていく上、仕事をしていく上ではとても重要なこと。今の時代の変化に合わせて、考え方も柔軟に変化していかなければなりませんね。
兵庫県が改名しました
香川県がうどん県、大分県がおんせん県、鳥取県が蟹取県など地域の魅力PRのために改名する県が次々と出てきています。そして兵庫県もついに改名しました。
その名も、兵庫五国連邦!!!
なんと、一つにまとまるどころか5つの地域(但馬、丹波、播磨、神戸・摂津、淡路)に分裂し、それぞれが独立した国だと言い始めました(笑)
確かに、兵庫県北部の但馬と中南部の播磨とは、気候も文化も方言も食べ物も気質も全然違います。両地域は海に面しているとはいえ、但馬は日本海で播磨は瀬戸内海、海の様子だって全然違うのです。兵庫県の他の地域、丹波や淡路などと比べても、同じ県内ですがその違いは明らかです。
それもそのはず、兵庫県は全都道府県の中でも唯一、元々5つの国から成り立っている県だったのです。それぞれの地域ごとに特色がかなりはっきりしている兵庫県。全都道府県を擬人化した県民性マンガ「うちのトコでは」の中で、各都道府県の県民性を表したキャラクターが各県に1体なのに対し、兵庫県だけが5体いるという事態に^^;
兵庫県の魅力は、正にその「多様性」にある。兵庫県=神戸というイメージだけではない、それぞれの地域に特徴や魅力がある、そのことに注目しようじゃないか、ということが兵庫五国連邦のコンセプトです。
特設サイトでは、各地域に伝わる「ふるさとあるある」を募集しています。僕も投稿し採用して頂きました。もし「これは!」と思うあるあるがありましたら、兵庫五国連邦(United 5Koku of Hyougo)のサイトから投稿をお願いします!
おはようございます
兵庫五国連邦 #U5H (United 5KOKU of Hyogo)の特設サイトでふるさとあるあるを募集しています
先日投稿したあるあるネタを採用して頂きました
ほぼ1時間に1本なので、乗り遅れないようにしてくださいね!という意味を込めてます(笑) pic.twitter.com/amFM5DQX9G— 藤原啓太 但馬の魅力を伝えたい まる屋若大将 (@keita_maruya) 2019年2月28日
地域性を表す1コママンガ
兵庫五国連邦の取り組みを伝えるポスターには、5地域の地域性を端的に表す1コママンガが描かれています。但馬地域のポスターがコチラ。

神戸ビーフは、もとは但馬牛(うし) でも言わない
今でこそ、但馬牛の知名度も上がってきたと思いますが、やはり神戸ビーフの知名度には敵いません。声を大にして言いたいのですが、神戸ビーフとなる牛は兵庫県下で飼育される但馬牛(うし)で、ある一定の基準を満たしたものだけが神戸ビーフとなります。世界的に有名な神戸ビーフは、もともとは但馬牛(うし)なのです。
このポスターは、但馬の方々の謙虚で実直、真面目な性格を一言で表している素晴らしい作品だと思います。思わずうなずいてしまうような(中にはそうでない方もいるかもしれませんが^^;)
「そうだよな~」と思っていたのですが、あることに気が付きました。
但馬牛(うし)が神戸ビーフであることは、神戸ビーフが世界的に有名なのでPRできるポイントです。でもそれを言わない。要は、売り込む文言を言わないということ。現在はその状況が変わりつつありますが、昔は本当に知る人ぞ知る事実でした。
なぜ「でも言わない」のか。それは但馬の方々の多くが「売り込むこと」が得意ではない、ということではないのかなと思います。肉の品質も良く、日本の黒毛和牛種の99.9%が但馬牛(うし)に通じるとまで言われるように長い長い歴史もあります。でも売り込みが苦手なのでそこまで伝えきれていない。これは、但馬牛(うし)に限らず、但馬の自然や歴史、文化や伝統などにも当てはまる気がするのです。
この1コママンガが但馬の方々の性格を的確に表しているからこそ、この点を良い方向に考えることで但馬という地域はもっともっと輝ける気がします。「何もない田舎だから」と言ってしまう前に何か伝えられることはある、売り込むポイントはあると思うのです。但馬には本当に素晴らしい自然や歴史、伝統文化があふれているのですから。
兵庫五国連邦の取り組みを知り、西野亮廣さんの講演を聞いた後にそんなことを考えていました。