昔は家庭で作るのが当たり前!一年かけて自家製醤油を作ってみた話
こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。
和食の料理に欠かせない日本の伝統的発酵調味料、醤油。日本全国各家庭に必ずあると言ってもいい調味料です。濃口、淡口、再仕込み醤油にたまり醤油など、日本の食卓に無くてはならない存在の醤油は、スーパーや醤油蔵などで購入するのが普通です。でも、昔は醤油は買う物ではなく各家庭で作る物だったそうです。両親が子供の頃はうちでも作っていたとか。
2017年の11月、豊岡市のスーパー「ガンピー穀物倉庫」にて醤油作りのワークショップが開かれました。養父市大徳醤油の手作り醤油キット「こうじくんともろみさん」を使ったワークショップです。当日は参加できませんでしたが、後日醤油キットを頂き、自宅で醤油作りを始めました。
手作り醤油作りスタート
手作り醤油キットでの醤油作りの工程は、一つだけです。
混ぜる、以上。
醤油蔵での仕込みは、もっと複雑な工程があるでしょうが、手作り醤油キットは麹、大豆、小麦がすでに合わさっており、一緒に入っている塩と分量どおりの水を合わせるだけです。
後は、毎日混ぜる。混ぜる。混ぜる。
仕込み後の経過をInstagramで投稿していました。日々変わっていく様子、醤油ができるまでの様子をその投稿と共にご覧ください。
丸一年経った手作り醤油。手探りでの仕込み方がイマイチうまくいってなかったためか、液体分がやや少なくなってしまいました。一年間発酵、熟成したもろみを醤油キットに付属している布で搾ってみると、ポタリポタリと醤油がしたたり落ちてきました。
一晩搾ってみると意外とありました
まぁ、少ないけど(笑)#手作り醤油 pic.twitter.com/XCj7cBwaP7— 藤原啓太 但馬の魅力を伝えたい まる屋若大将 (@keita_maruya) 2018年12月23日
搾った醤油を鍋に入れて火入れ作業を行い、ようやく醤油が完成しました!!
一年かけて作った醤油。出来上がった量は、、、
365cc!!!
少なーーーーーーーっっ!!!!(笑)
工程は混ぜるだけですが、混ぜ方やもろみを保管する場所の温度なんかでも仕上がりに影響してくるんじゃないかなって思います。今回はこれだけでしたが、仕込み方によってはもう少し量がとれるようです。本当に貴重な調味料なんですね。醤油が出来るまでの過程やその貴重さがわかったので作ってみて良かったなぁと思います。
大徳醤油の手作り醤油キットは、大徳醤油HPより購入できます。また作ってみようかな♪♪