但馬(たじま)の魅力を伝えたいまる屋若旦那、藤原啓太のブログです!

日本酒の品評会Sake Challenge Cupに参加しました

2017/09/01
 
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香美町の海側(香住)出身まる屋若旦那、藤原啓太です 10年間の大阪生活を終え、2016年6月より、 地元へ帰って参りました 兵庫県北部の但馬(たじま)地方は、東京都と 同じくらいの面積がある広大な田舎です! 豊岡市の城崎温泉や出石城下町、神鍋高原、朝来市の 竹田城跡に生野銀山、養父市の天滝や氷ノ山、そして 美方郡の余部橋梁、湯村温泉、漁師町 JRの列車が一時間に一本だったり、夜間に車で走ると 鹿やタヌキが飛び出してきたりと、多少不便なことも あるけども、ええとこが沢山あります! そんな但馬の魅力を日々、感じまくっております^^ マラソンが好きです! 香住・ジオパークフルマラソン みかた残酷マラソン、 大阪マラソン2015、淀川マラソンに出場経験有り 走るのは速くない。でも走るのは好き! 日本酒が好きです! 但馬(たじま)の地酒、蔵ごとに 個性があっておもしろい! 香住鶴→ちょっと甘めでスイスイ飲める 此の友→すっきりキレイ系からしっかり系 銀 海→落ち着いた味わいやキリッと感 竹 泉→旨味しっかりで燗酒向き 個性豊かな日本酒をまる屋で楽しんでください!

おはようございます。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋若大将、藤原啓太です。

9月になりました。

柴山漁港では、底曳き網漁が解禁になりましたので所属している漁船が

漁場に向けて昨日、出発いたしました。

ノドグロやカレイ、ハタハタなどの漁から始まり11月6日の松葉がにの解禁と続きます。

今年も安全に豊漁となることを祈ります。

 

日本酒品評会に行ってきました

 

先日、兵庫県立工業技術センターで「Sake Challenge Cup」という日本酒の

品評会が行われました。

兵庫県の酒蔵を中心とした日本酒をラベルを隠した状態で、香りや味わいの特徴や

印象を発表し、意見交換し合う品評会です。

養父市 銀海(ぎんかい)酒造の安木さんにお誘い頂き、各酒蔵の杜氏さんや蔵人さん、

酒販店さんがおられる中、僕も参加させて頂きました。

会場となるのは、JR鷹取(たかとり)駅から徒歩数分の場所にあります

兵庫県立工業技術センターです。

 

 

今回出品された日本酒は23種類。

特定名称酒の純米吟醸酒として評価を品評していきます。

 

香りや味わいを表現すること

 

香りの評価、味わいの評価、総合的な評価を点数で表し、香りにどのような

特徴あるのか、味わいにどのような印象を持つかなどを言葉で表現していきます。

先日、1次試験を通過した日本ソムリエ協会の日本酒資格「SAKE DIPLOMA」の

2次試験にもこのような表現能力が問われる問題が出題されると思いますので、

その訓練だと思って酒を評価、表現していきました。

 

 

味わいを言葉で表現することは中々難しく、目立った印象がある酒に関しては

コメントしやすいのですが、バランスが取れている酒にはどうも同じような

表現しかできず、味わいを伝えるボキャブラリーの少なさを痛感しました。

 

酒を品評していきます

 

全ての出品酒を利き終わった後、工業技術センターの先生方の意見を交えながら

どのような印象だったかをディスカッションしていきます。

 

 

 

元鑑評会鑑定士の先生方のコメントは、かなり辛口でビシビシと

指摘されていました。

「吟醸香がない」、「ムレ臭がある」、「酸と甘さのバランスが悪い」などなど。

もちろん、印象のいい酒には高い評価をされていましたが、ネガティブな意見も

ビシッと言われていました。

もちろん品評会ですから良いところも悪いところも品評していくわけです。

しかし、先生方や参加されていた酒蔵の方から出てくる評価はネガティブな

意見が多かったように思います。

「老ね香」「酸臭」「甘ダレ」「4VG」などなど。

酒造りに携わる方々は、敢えてネガティブな要素を探し出し、次回の酒造りに

その欠点をいかに無くすか、いかに理想の形に持っていくかを考えられて

いるんだと感じました。

でも、僕のコメント欄を改めて見ると、「香りの印象が薄い」とか「酸味が強い」

という意見は書いていたものの、ポジティブに取れる感想が多かったです。

 

出品酒の中に、熟成酒の純米吟醸酒がありました。

僕の印象としては、程よく熟成した香りがあり、旨味酸味のバランスが取れていたように

思いました。一緒に料理を食べたくなるような印象です。

しかし、全体の評価を聞くと、「そもそも吟醸香がしない」「個性が強い」

「渋みがある」など、いい評価ではありませんでした。

今回はあくまで純米吟醸酒というカテゴリーの中の話、そもそも吟醸香が

感じられないものは、話にもならないという厳しい評価でした。

言われてみれば、「まあ確かに」と思いましたが、これでこの酒が

吟醸酒として不味い酒かというと決してそうではありません。

 

  

 

品評会の後の懇親会で、この酒を燗にして甘辛い味付けの

料理と一緒に飲んだ時、それはもう、最高に美味しかったんです!!

 

日本酒は嗜好品で、酒の好みも人それぞれ違います。

鑑定士の方や酒蔵の方が指摘される厳しい意見も大事ですが、

そのネガティブな意見をいかにポジティブにとらえ買い手に伝えるかが

酒販店や飲食店の役割りだと感じました。

酒蔵代表の方が最後の挨拶で、そのような意見を踏まえた上で、今までとは少し視点を

変えて酒造りを行っていきたい、と懇親会を締めくくられていました。

 

 

貴重な経験をさせて頂きました

 

今回、品評会に参加して、嬉しかったことがありました。

出品数23種類の中で、総合的な評価が最も高かった酒が

兵庫県宍粟市山崎町にあります山陽盃酒造の「播州一献 純米吟醸」でした。

続いて評価が高かった酒が、

 

 

香美町にあります香住鶴の「山廃 吟醸純米 香住鶴」

 

 

だったんです。

「淡麗でなめらか」「香味バランスがよい」などの良い評価を頂いていました。

そして何より驚いたのが、

 

 

 

出品酒の中で個人的に「1番これ好きだな」と思った酒が

養父市 銀海酒造の「純米吟醸 寺田」だったことです!(いや、これ本当に笑)

 

 

 

僕は、日本酒が好きですが、全国の日本酒を飲んだわけでもなく、全ての日本酒の味わいを

説明できるかというと、そんな高い技術も持ち合わせていません。

ですが、自分が飲んでみて「好きだな」とか「こんな味わいがあるな」と感じたものは、

飲まれる方に多少は説明ができるかなと思っています。

もっと、高めていかないといけない技術なんですけどね^^;

がんばります!

このような貴重な経験をさせて頂いたこと、本当に感謝いたします。

 

 

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