鹿児島県の離島 徳之島の宮出珈琲園に行ってきました
こんにちは。光と海と風を感じる海辺の小さな宿まる屋、藤原啓太です。
7月1日は香美町の各海水浴場で海開きの行事が行われました。利用者の方が安全に海のレジャーを楽しんで頂くため、また沢山の方に利用して頂けるよう祈願をして頂きました。
各海水浴場、海開きの行事終わりました😀近くの柴山保育所と柴山幼稚園から子供たちも駆け付けてくれイベントの最後にエコバルーン🎈を大空へ。この夏、各海水浴場水難事故など起きませんように🙏#香美町 #柴山 #柴山海水浴場 pic.twitter.com/gaTqw66AK6
— 香美町香住観光協会@7/20香住ふるさとまつり (@kasumi_kanko) 2019年7月1日
そんな中、僕は少しお休みを頂き、ある場所へ行ってきました。但馬から離れること約1200㎞、鹿児島県南部の奄美群島の一つ、徳之島です。僕がまだ大阪で働いていた頃にお世話になっていた方が徳之島へ移住され、ある事業に取り組まれています。
その姿を一目見たく、大阪の友人と徳之島への旅を計画し、行ってきました。
目次
徳之島で国産コーヒーを
アフリカや中南米などの熱帯地域原産のコーヒーを日本で栽培する。それが徳之島へ移住された宮出さんが2007年から取り組まれていることです。一時、台風により大きな被害を受けてしまいましたが、少しずつ収穫ができるようになり、現在は地域おこし協力隊として徳之島へ移り住み、コーヒーを栽培されています。
コーヒー栽培だけでなくもう一つ宮出さんが取り組まれていることがあります。それは、コーヒーの果実や花、葉っぱを利用した製品作りです。本来、コーヒーを作るにはコーヒーの種子が必要になります。種子以外は製品としては使用しません。でも宮出さんは種子だけでなくそれ以外のものも利用したいと考えられました。
コーヒーの種子以外は捨てられている現状を変えるべく、その部分の利用方法を研究。そして、美味しく味わう方法にたどり着きました。コーヒー豆の収穫量を上げるよりも、種子以外にも利用価値を見出し、いずれ世界中のコーヒー生産者にこのノウハウをフィードバックしたい、と宮出さんは言います。そうすれば、生産者の収入が増え、安定した生活がおくれるのでは、と。
コーヒーの木を育てるために
徳之島は日本の中でもコーヒー栽培に適している場所ではありますが、この時期必ず台風がやってきます。強い雨風に対しどのようにしてコーヒーの木を守るのか、それは案内して頂いた農園に行くとわかりました。
車で細い山道を走り続け、農園に到着。そこは四方を森に囲まれた場所でした。
台風からコーヒーの木を守るため農園は森の中
— 藤原啓太 但馬の魅力を伝えたい まる屋若大将 (@keita_maruya) 2019年7月2日
自然の力は自然の力で守る。人の手ではなく#宮出珈琲園 pic.twitter.com/V6viyrwWNU
セミフォレスト農法と言って、森の中に植えることで強い雨風にも耐えうる環境となり、また、ある程度木陰を作ることで栽培に適した日照時間を得ているそうです。
宮出さんが移住された徳之島伊仙町には、もう1人地域おこし協力隊の方がおられました。その方も大阪から徳之島へ移住。「徳之島の特産品の開発」という任務に向け、宮出珈琲園の製品作りや提供方法などを考えられています。
その一つがコーヒーの提供場所の運営。町に住む方が所有する空き家を利用し、小さなカフェのオープンを目指しています。お店作りを少しだけお手伝いしてきました。
地域おこし協力隊としてコーヒー栽培の産業化、特産品化を目指し奮闘されているのですが、これは外からやってきた協力隊だけががんばっても地域に根付くのは難しいこと。地域の方々にも協力してもらう必要があります。今回の旅の中で島の方たちとも交流させて頂きました。田舎には新しいことや今までにないことを拒む傾向があります。もちろん徳之島も例外ではなく^^;でも、宮出さんの取り組みに対し、理解ある方がちゃんとおられて島の方々とも信頼を築いていかれてるなぁと感じました。宮出さんが妄想されているこれからの夢も沢山聞かせてもらいましたが、むちゃくちゃオモシロそうな夢ばっかり♪♪是非、実現してほしいです!!
コーヒーが好きな宮出さんだからこそできるコーヒー栽培を、その熱い想いに影響された方々と一緒にがんばって欲しい!徳之島から1200㎞離れた場所からこれからも応援しています^^